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ウィキリークス 豪州情報機関“中国は自身を過大評価”

2011年01月11日
ウィキリークス 豪州情報機関“中国は自身を過大評価”

【新唐人日本2011年1月12日付ニュース】ウィキリークス(WL)は先日、豪州情報機関に関する報告書を暴露。報告書は、中国共産党はおそらく過度に自分の実力を評価しているため、些細なことが衝突にまでエスカレートし、ひいては地域に不穏な動きをもたらすかもしれないと指摘している。

 
ボイス・オブ・アメリカは、米国外交公電が引用した豪州情報機関の戦略評価報告書を報道。報告書は、中国の2006年軍事支出は700億ドルで、中国政府の発表の倍に上ったと指摘。
 
豪州紙“シドニー・モーニング・ヘラルド”も、1月7日、WLが提供したこの米国外交公電を掲載。
 
豪州政府の国防情報機関や国防省、外務省などが共同で完成させたこの戦略報告書は、中国の軍事拡張は、すでに防衛や台湾有事の干渉の必要性の範囲を超えたと指摘。
 
豪州外務省は、駐キャンベル米国大使館に提供した2006年度機密評価報告書の中で、中国の軍事近代化は、すでに台湾有事の必要性を超えたと述べている。
 
報告書はさらに、中国はすでに地域内の関係国家にとって軍事的脅威となっており、中国軍の近代化に伴い、この脅威はさらに深刻化するだろうと分析。
 
さらに、中国軍の拡張および軍事計画の不透明性は、現在、アジアの軍事バランスを変えており、不安定要素をもたらすだろうと述べた。
 
また、中国軍は実力が日に日に増している一方で、実戦経験に乏しい。そのうえ、中国ではナショナリズムの高揚し、中国の地位の高まりを望む国民感情が広まっている。この状況下で、中国政府は自身の軍事力を過大評価しして、衝突を招くかもしれないと懸念している。
 
このような錯覚は、深刻な判断ミスあるいは危機を招き、些細なことがエスカレートすると結んだ。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

 

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